「その人はお家の仕事の手伝いで殆ど来れないから、やっぱり実質2人でしょう」
「んぐぐ…でも、正式に加入していて在籍して名前も入れているわけで」
往生際悪く今清水君が反論するが、ここで惣倉君が「そういえば、」と話し始める。
それは、都合悪く目を逸らしている(主に今清水君の)この生徒会の実態を。
「今清水先輩の誘いで来た人っていましたっけ?今生徒会に関わりあるのって全員唐堂先輩の伝手ですよね」
「それは惣倉君」
「あ」
「…」
惣倉君の純粋にして無垢な痛恨の一撃は、決して悪意がないからこそ大ダメージとなり、真面目な今清水君のライフをゼロにするには充分だった。
「そうさ…僕なんて押し付けられただけの、ただの頭デッカチ野郎さ…」
ああ…不貞腐れモードに…。
「い、今清水君…。だ、大丈夫だよ、これから急に今清水君の人望に惹かれて誰か来る可能性もあるし、ね!惣倉君」
「そう、そうですね!もう6月なのに生徒会の人数半分もいないですけど、これから来る可能性ありますよ多分!」
「惣倉君、追い打ちだよそれ」
「あ」
私のフォローも虚しく、惣倉君の言葉での火力が高過ぎて最早蘇生も叶うまい。
惣倉君の攻撃もとい口撃に今清水君は、目の前の机にゴツンと額をぶつけ、KOですと身体全体で表した。



