過つは彼の性、許すは我の心 壱


 おばあちゃんが生きていたら、かなり弄られそうなタイプだな今清水君。


「僕の話じゃなく自分の心配をした方がいいんじゃないかな!?唐堂君!」


 顔を真っ赤にして指摘する今清水君に、


「今清水君も今期の生徒会の行く末心配したら?」


 最も彼が気にしていることで返せば、彼は言葉を詰まらせた。


「…ぐ!い、一応生徒会としては活動は出来ているから問題は、」

「問題大有りじゃない?今期の生徒会役員実質2人しかいないよ?何なら私もなんちゃって役員だし」

「ぐぐ!」


 そう、私は海外の学校に旅立った姉小路先輩の憂いが晴れる様にと、生徒会に在籍していた姉小路先輩の代わり…とまでは行かなくても、ある程度生徒会活動が軌道に乗るまでは手伝おうと思っていたんだけどさ。


「ここまで立候補いないのもビックリだよ」


 普通内心も良くなるからって立候補が一定数でてもおかしくないのに、あまりにも出なさ過ぎて勧誘もしたけど、結果は芳しくなかった。

 今だにメンバーは補充されることなく、正式に生徒会として活動しているのは今清水君と私ぐらい。

 何でだ?っとなっている私に、


「フレアのせいですよ」


 答えをくれたのは惣倉君。


「何で?」

「フレアって要は色んなトップの子供の集まりだから、生徒会みたいにある意味敵対しかねないグループに属して、不評買いたくないんでしょう」