「んと、」
「 木野島楽ね。いやそうじゃないくって!」
「はあ」
「あのさ、綴ちゃん分かっていないかもしれないけど、そう簡単に妃帥が、と言うか獅帥が、誰かに言われて一度決めたことを覆すってないんだよ。特に妃帥が決めたことはね」
「へえ」
「誰で遊ぼうが、誰を潰そうが、獅帥は妃帥が望み続ければ叶え続けるんだよ」
「ほう」
「だからオキニの君の言うことを簡単に聞くようにはどうしても…って聞いている?」
「妃帥と獅帥って語感似ているよね。意味あんのかなあ」
「それは双子だからだけど、って聞いてないし!」
「えー!そうなんだ!じゃあ天條君が毎日クラスに来てくれれば、擬似妃帥ちゃん見放題ってこと?日直真面目にやってた意味あったよ!」
「何だこの子全く聞いてない酷い!」
綴はやったやったと小躍りしそうな雰囲気だけど、楽もここまで女の子に相手にされなかったことがなかったみたいで、カルチャーショックを受けている。
「なんで、何もしないって言えるんだよ」
「ん?」
「…何もしないって言えるんですか」
烈が小躍り(遂にくるくる回り始めた)綴に改まった口調で問いかける。
「妃帥ちゃんと私って本当に偶然再会したんだよね」
それが?と視線で問いかける烈に綴は、



