とんでもなく嫌そうに柳眉を顰め、(はたからみれば無表情)「何だ」と一応は返答はしてくれた。
「日直」
「…」
「日直当番ブッチしている私の相方ってお義兄さんですよね?」
「?」
雰囲気で話すな。
「日直?」
「そう学校の!」
天條君が首を傾げる。
ちょっと妃帥ちゃんに似て可愛いと思っちゃう自分を殴りたいけど、そう!
清維の反応から天條君が幼馴染で、私の座っている席の一個前がいつも空いている、苗字が天條と唐堂。もうピーンときましたよ!
「獅帥の後ろ綴なのよ。前話したでしょう」
「…ああ」
何がああ、よ、ああ!
清維の言葉に漸く合点がいったようだけど、手伝ってくれた清維に感謝も、私に対する謝罪も一切ない。これだから坊ちゃんは!
「日直って?」
「日直って言うのはね、」
ぷんぷんと日直について妃帥ちゃんに話すと「ふーんそういうものがあるのね」と興味深けに言った。
そう言えば妃帥ちゃんって学校どうしてるんだろう。
「妃帥お嬢様は幼少の頃よりお身体が弱く学校には通っておられません」
私の疑問にカズミさんが答えてくれたが、そっか妃帥ちゃん学校通ってなかったのね。そりゃあ日直なんて知らないわな。
やっぱり学校には在籍してなかったんだあと思った瞬間、あれでも、疑問が。
あの時何で学校に出入りしてんだろ。
お兄ちゃんラブ過ぎて?お兄ちゃん寂しさに?
いや、違う気が。
何処となくこの2人の間に、そんな生優しい空気は流れていない気がする。



