下半身に頭って…いやでも確かにそんな感じだったなあの人。
「渚君が助けてくれたし、獅帥君もこうやって圭三郎さん呼んでくれたから平気だよ」
「お兄様ったら…あれだけエスコートしっかりって言ったのに」
はあ…と溜息を吐く妃帥ちゃんに、微細な変化だが少しだけ気まずそうな獅帥君。
「そ、そうだ!凌久君はどうしてるの?」
急激な話題転換をしてみる。地味に気になってたし。
「…凌久?凌久なら、パーティーの出席者と話があるって言って何処か行ったわよ」
「凌久君が?パーティーには来てなかったけど…」
絶対凌久君いたら分かると思うけれど、全然見かけた記憶がない。
「それなら土師の当主の所だと思います」
「そうなんですか?」
圭三郎さんはこくりと頷く。
「凌久が妃帥様のシンカンに選ばれてから、話をしたいと言っていたので…」
「…」
『ーーー母親の存在はなかった事にされたって事やな』
『ほんなら俺まで殆どいーひん様な扱いになってな。ああ、もしかしたら俺も母親みたいにされるんかいなって思た』
『話は俺も余計なリスクやさかいって処理するやら何とか』
って言ってたし、凌久君大丈夫かな。
うむむ…と腕を組んで唸っていれば、
「…必要な挨拶回りはもう済んだのお兄様?」
「ああ」



