「あ、貴方に言われなくても天女目家は、貴方の家より立派な、」
「じゃあ最初からそう仰ればいいのでは?人の出自を盾にすると言う事は、ご自身の家は誇れないんだと思われても仕方ないと思いますけど」
家自慢なんて私みたいな庶民からすれば、物凄くどうでもいいんだけれどね。(清維もこんな事に使われているなんて聞いたら呆れそう)
でも、気にしているみたいだから滅茶苦茶その事を攻めてみたら、女は怒りで身体を震わせ始める。
どうしよう急に殴り合いになったらと一瞬危惧したが、女はふうっと息を吐き、直ぐに気持ちを立て直す。
「…確かに水城様程ミケを輩出した家には敵いませんが、」
女は言葉を区切りながら、余裕の笑み(内心火山大噴火だろうけれど)を添えて、自身の胸元に手を置く。
そして、
「私は獅帥様のお相手も務めた事がありますし、獅帥様に断られた事もないですから」
いやらしくもそう、嗤った。
お相手ってああ…夜のお相手ねと冷静に理解する。
清維から聞いた事はないけれど、女の自身ありげな態度から、清維と獅帥君は未だに そう言う事はないのかもしれない…て言うか、そんな事まで把握されているのかうげえー。
そんな事しか誇れない事を女は悲しむべきだと思ったが、言っても聞かないだろうし…。
なら、



