はいそうですねー下品な女ですねーとはいはいと心の中でお返事した。
下手にここで争ってもあんまり意味ないし、獅帥君が戻って来てキャットファイトなんて笑えんしね。
「アレのミケと言うだけでも巫山戯ているのに…獅帥様も何でこんな者を放置しているのか」
アレね…。
折角引いてやろうと思ったのに、あっちは戦いを望んでいるらしい。
痛いのを堪えて、戦闘態勢と言う名の微笑みを模る。
貶されているのに何笑ってんだと、訝しげに見られたが関係ない。
「ーーー随分偉そうなんですね貴方」
私から出た言葉は、女への果たし上。
戦いの法螺が鳴った。
「偉そう?私が?」
「ええ、獅帥君や匡獅さんが決めた事に対して何時迄も囀るんですもの。鳥でも、もっと囀る時を選びますよ」
ご自覚ありますか?と言えば、一気にこめかみに青筋が浮かぶ。
「い、嫌ですわ…人の事を鳥だなんて」
「それは失礼致しました、鳥に失礼でしたね」
しれっとそう返せば、血管がブチギレそうになっていた。こんな返しで効いてしまうなんてまだまだだな。(私の謎の上から目線は置いておく)
「っ… どんな育てられた方をしたんだか」
「貴方方は出自ってよく言われますけど、人の出自を盾にする割にはご自身の出自はご自慢されないんですねえ、天女目家は誇れる家ではないんですか?」
ああ言えばこう言う論法に、女の怒りのボルテージが急上昇したのがありありと分かる。



