過つは彼の性、許すは我の心 壱

 

 女も男も関係なく惚けた表情で見られる天條獅帥を隣に置いて、私よく考え事していたなあ…ある意味凄くない?


「わ、私変な事言ってないよね?」

「言ってなかった」

「ああ良かった…」


 獅帥君の面子を潰す様な事にはなかったらしい、ほっ。

 考えるのは後回し、後回し。

 今日は凌久君も妃帥ちゃんもお留守番。

 妃帥ちゃんと匡獅さんが話してをしていたパーティーは、天條家で開催されていて、場所は本館の1番大きなホール。

 貸し切られた豪華絢爛なパーティーには、見える人見える人がテレビや雑誌で見る著名人ばかり。

………ここにいる私の場違い感スゲエ。

 私も一応それなりの格好はしている。

 背中が少し露出しているフロア丈の深い藍色のドレスを着た私は、妃帥Pのプロデュースと、プロスタイリストことカズミさんにより、魔法のメイクとヘアアレンジを施され、イヤリングやネックレス等の装身具を付けることで、大分大人っぽくなっていた。

 まあ、それでも周りには圧倒的に負けているんですけれど。

 無意識下でどうにか獅帥君のパートナーをしていた私を、観察する様な目で見る人もいれば、直接聞いてくる人もいた事を思い出す。

 その都度、妃帥ちゃんの友人だって言う事で紹介をされまくっていた。(流石にパートナーとか、ミケとか言えないため)