過つは彼の性、許すは我の心 壱

 
 妃帥ちゃんとよく似ていて激しく眩しい…いやいや負けるな私。


「そうだお父様。綴に合った服とかアクセサリー買い足したいんだけれど、いい?」

「ああ綴さんには家の事で迷惑を掛けているし、沢山買って上げなさい」


 こ、この流れを止めなければ…!

 あんなにお父さんに冷めた視線を送っていた妃帥ちゃんも、娘に批難めいた視線を受けて小さくなっていた匡獅さんも、さっきの事を忘れたかの様に華麗なるツープラトン攻撃をかましてくる。

 思わず屈してしまいそうになるが、戦う意志は折れていない!(何の戦いかは置いておく)


「ま、待って妃帥ちゃん!それは、」

「綴も自分で選びたいわよね。明日のパーティーのは間に合わないけれど、それ以外の間に合うから一緒に選びましょうね」


 ニッコリ微笑んだ妃帥ちゃんの微笑みは、とっても美しいんだけれど、だけれど!まだ…まだ膝は折れていないぞ私は!(もう意地だこれは)

 戦いも辞さない(何の戦いかは本当に分からないけれど)と言う意気込みで抗議しなければと、私がすうっと息を吸って異議あり!(?)と言おうとしたら、


「つづ」

「凌久君」


 もしかして、助っ人?助太刀いたす?と輝かんばかりに凌久君を見る。

 凌久君はアイスを食べながら微笑み、


「諦めろ」

「何で!?」