過つは彼の性、許すは我の心 壱


『お父さんが塞ぎ込むよになってから、私も1人になることが多くなって。周囲から虐められるようになった頃、烈も天條先輩のお家から戻ってきたんです』

『シンカンに選ばれると行儀見習いって感じで、天條家に暫くの間預けられるんやで』

 
 あの話はこのことだったんだ。


「獅帥様のシンカンは今の所4人ですね」

「えと、火ノ宮君、木野島君、火渡君後は…清維?ですか」


 大体あの4人は一緒にいるから、そうかなって思ったんだけど。


「いえ、清維様は違います」

「そうなんですか?」

「清維様は、獅帥様の従姉妹にあたります。獅帥様が拒否されていないのと、火ノ宮様とは幼馴染と言う事もあって、ご一緒されている事が多いですね」


「ほへ…」


 あの美形達は血縁者なのか、言われてみれば雰囲気とか似ている気がする。


「後もう1人はつづもよう知ってる奴やねん」

「えそうなの?」

「また本人に聞いてみーな」

「聞いてみなって…」


 誰か知らんから聞く事も出来ないんですけど。


「話進まへんし後で教えたる」

「教えてね」


 ふふ…と微笑む四葉さんは「シンカンな主な仕事についてですが、オオミカ様の担うお仕事のサポートや、オオミカ様とその他の方との仲立ちですね」とシンカンのお役目とやらを説明してくれる。