だって、
「天女目さん程の美人さんに謝られていると、こっちが悪いことしている気持ちになると言うか…」
よくは分からないが意味の分からないことで美人に謝罪されても、逆にこっちが悪いことしている気持ちになるからちょっと落ち着いて欲しい。私の勝手な思いだから理解しろって言うのも、あれなんだけどさ。
その事を出来るだけ柔らかく伝えれば「そうですか…唐堂様の思いに至らず申し訳、」とまた謝ろうとするので、
「あの本当に謝らなくて大丈夫です!謝ってもらうより、笑ってもらった方が嬉しいです。ね、凌久君」
着物がよく似合う美人のお姉さんに微笑まれば、誰だって嬉しいに決まっている。(個人的な意見)
そういう意味で凌久君に話を振れば、
「んまあ…俺はつづが笑うた顔好きやしなあ」
私の顔のことなんて聞いてねえよ眼鏡変えて来い!と言いたくなることを言い始めた。
「あのね凌久君。今は私の顔の話じゃないでしょう」
「つづは俺の笑うた顔好かんの?」
「いや好きだけどさ」
「ならええやんか。これこそ両思い」
「両思いは嬉しいよ、だからね、」
そういう話じゃないだろうがぁ!って言おうとしたら、
「ふふ…」
ころころと笑う嫋やか着物美女の天女目さん。
笑い方まで上品とは…私さっきまでこの人に様付けで呼ばれていたんだよね。同じ人類なのかな、マジで。



