過つは彼の性、許すは我の心 壱


 事実は事実なんだけど、君はエスパーか。

 この後輩の肩書きがどんどん増えていくのに戦々恐々とするべきか、さっすが〜惣倉君君は後輩の鏡!って褒めるべきか迷うところ。

 脳内で惣倉君の肩書の整理をする私を置いて、


「じゃあ天條妃帥さん。土師先輩を貴方のシンカンにして下さい」


 爆弾発言(意味はちゃんとは知らないが恐らく)をかました。


「俺?」

「はい、土師先輩に事後承諾になりましたけど」

「…ほう」


 ふむと考え込んだ凌久君は「まあええか」なんと承諾。


「ちょちょっと待って、話ぶっ飛び過ぎ」


 木野島君のちょおっと待った!が入ったが、流石惣倉君表情1つ変えない。


「シンカンがつくのは、子供の頃からで、」

「前例ないんですか?」

「いやない訳はないけど」

「ならいいじゃないですか」


 木野島君が「そう言う問題じゃ、」と言い掛ける。

 そこで惣倉君が、


「だって、天條先輩達って何か役に立ちました?」


 純粋な疑問という名の正論を振りかざす。

 一瞬場が静かになるが、木野島君は「…いやあえーと」と頑張って言葉を絞り出そうとしていた。かなりの不憫枠だな彼。


「さっきも言いましたけど、唐堂先輩は3度も危険な目にあっています」


 1つは姉小路先輩、2つ目はるり様軍団、3つ目は暴行未遂?事件。