ジャムぱんって言われて食べたら、ジャムが入っていないパンだった並に残念なことじゃないネタバレって。(上手い例えがない)
「もっと他の漫画もあるよ」
「いいんです、先輩がそんなに熱中している物だからいいんです」
「そ、そっか…」
そう言うならって感じだけど、あ。
「名前は?私唐堂綴」
聞いてなかったよ大事なこと。
「すみません自己紹介が遅れました。惣倉影刀です」
そう言った彼は、晴れやかで近付き難い雰囲気が少しだけ無くなっていた。
あの後じゃあ少女漫画もってことで、触りだけ教えた少女漫画も「読んでみます」と言ってくれたから、嬉々として持っていた少女漫画も貸した。
そこから交流が増えたんだよね。
惣倉君もオススメの漫画を教えてくれる様になった上に、正式な生徒会役員ばりに仕事をしてくれて(惣倉君が親戚に会わないよう生徒会室を勝手に交流場所にした)正に良い事づくめ。
…………傷や痣のことはいつか惣倉の方から聞けたらと思うけど、今はただ惣倉君にとって生徒会室が息のできる場所になっていればと思うに留めるている。
ていうか、今更ながら過去を振り返って思ったんだけど。
「初めて会った時に漫画教えてないし、何なら教えたの少年漫画じゃない?」
「そう言えばそうでした」
これまたアッサリ。
お互い適当だから気が合ったんだろうなと、悟った。



