過つは彼の性、許すは我の心 壱



 本気出したら小鳥さんと勘違いするぐらいの体重だから!と言いながら惣倉君の背に乗っかる。


「はい、先輩はりんご5個分だと思っておきます」

「林檎3個分にして!」

「ふはっ…じゃあ3個分で」


 惣倉の首に腕を回して絶対だから絶対と言い含めた。

 



 
 後から嫌でもこの時のことを思い出す。

 彼の決意とその覚悟の強さ、そして…私の愚かさ。

 繰り返し、繰り返し思い出すことになる。