「悪魔天條からつづ姫を救うぞお前ら!!」
「天條から助けるのは1人でやってくれよ、おー!」
「巻き込むのは勘弁してくれよ、おー!」
揃っているんだか揃っていないんだか、クラス一丸となって決起集会という名の朝のホームルームを終わらせた。
ーーーーそして、体育祭が始まる。
「渚ー!いけえ!!」
「やったれええ!!」
基本体育祭は体育祭委員が準備や運営を行うが、生徒会である私も手伝いのため設営されたテントに来ていた。
今の所渚君は殆どの競技で一位を総なめしているようで、はっきり競技を把握していなくても、大きな声援で渚君がいることに気づくことが多い。
とんでもない人気者っぷりに、ハートマークの女の子も沢山量産されている、が。
「つづちゃん〜!」
渚君がその度に私に投げキッスするので、私もヘタクソな投げキッスを返し、渚君が倒れる振りをするの繰り返す。
そのせいで、秒で失恋している女子も多数。初恋ドロボー渚君。
私達のことを知らない大半の人達は、やり取りにギョッとする時もあるが、体育祭が中盤にも差し掛かると、まあたやっているよあの人達という生暖かい目で見られる様になった。うんうんいいこと?だ。
ここ最近鬱々としているから、渚君のパワーをもらえるのは有り難い。
それに、



