「な、何で烈まで着いてくるの?」
「いいだろ別にって…何でお前らっておい!」
「後で説明するからお前も来い烈!」
「ハア!?」
どうやら遠くから洋直ちゃんと火渡君が来たみたいだが、天條君が横を素通りした後、早々に木野島君に引っ張られていなくなってしまう。
あんだけ2人でばちばちだったのに火ノ宮君と清維も天條君の後をついていく。それも何事も無かったように。
…………本当に“彼”のいる場所だけ異次元。
世界線ズレているって、あながち間違いじゃないのかな。
「あの…すみません。なんかお邪魔しちゃった感じですか?」
生徒会室の入り口から洋直ちゃんがちょこんと顔を出している。
「ううん、大丈夫」
「え、そう…なんですか?」
オドオドと私と凌久君を見つめる。
そういえばと思い出す。
「凌久君、離れよっか」
「あーバレた」
凌久君は「残念」とパッと離れる。
あんまり残念そうじゃない感じが腹立つ。やっぱり揶揄っているだけじゃん。
ぶすくれている私に「つづぶすっとしてても可愛いなあ」と、頬をツンツンしてくる。
もういいや、相手していたら日が暮れる。
洋直ちゃんに向き直ると、洋直ちゃんはチラチラと凌久君を見ながら私達の目に前に座った。



