過つは彼の性、許すは我の心 壱


 清維も手伝いに来てくれるとは言っていたんだけど、委員長の集まりもあるから厳しいかもとも話していた。

 でも清維がここにいるってことは、


「委員長の集まりもう終わったんだ」

「そう、だからって思って来たんだけど…」


 私達が仕事を終えてティータイムに入っているのを見て「その必要はなさそうね」と軽く苦笑した。

 入って来た清維は凌久君と私を見て目を丸くしている。


「あれ…綴と土師君って仲良かったの?」

「ナイスタイミング水城〜」


 凌久君の声と共に、火ノ宮君が立ち上がって入り口に歩き始める。


「マサっ」

「仕事は終わったんでしょう。ならもう付き合う必要ないし、先帰る」


 木野島君も慌てて立ち上がり、火ノ宮君について行く。

 清維の横を素通りしようとして「ちょっとマサ」と清維が待ったを掛けた。


「何?」

「何じゃないでしょう。獅帥がまだ動いていないのに」

「…はっ阿呆らしい」

「何イラついてんの?」

「清維が大馬鹿ってことだよ」

「…何にイラついているのか知らないけど、子供みたいに当たり散らさないで貰える?」


…………うわあバッチバチ。


 誰か止めないのかと回りを見れば、ハラハラで見守るのは私と木野島君だけで、天條君は我関さずだし、凌久君はワクワク顔で見ている。駄目だコイツら。


「なら阿呆な行動辞めたら?」