自分でも顔がぶわあっと赤くなっているのが分かり、恥ずかしさからきええと振り払うとする、が。
ふわっと。
「え」
それより早く凌久君の指先が私の首の後ろにいき、
「ほなつづが触ってもええって言う触り方教えてや」
まあた、たっぷりと艶の滲んだ低めの声色で囁いてくる。
「〜っ一発レッドカード!退場!退場です!」
「そう言わんといて〜」
「引っ付かない!」
さっきまであんなに天條君達に噛みついていたのに、今はころころ笑って私に引っ付いて来る。私の心配を返せって感じだ。
そこに、
「あーなるほどアンタ結構遊ぶタイプだったんだね」
と不快そうな顔をして火ノ宮君が水を差してきた。
………遊ぶ?って何だ。
「意味が分からないんだけど」
「純情ぶるなよ。聞けば海祇とも仲良いらしいし、コイツがここまで女と馴れ馴れしくするのもあり得ないし」
「…そうなの?」
案外ピュアボーイなのか凌久君と見上げる。
私の首に巻きつながら「どないかいなあ、確かにつづと他の女との付き合い方ってちゃうかも」と言う。私の凌久君ピュアボーイ像は早々にちりとなって消えた。
「どう違うの?」
「おっ。俺と恋バナする?」
「凌久君の恋愛観気になるなあ」
「俺もつづの恋愛観気になるなあ」
「あれ両思い」
「付き合うてまう?」



