過つは彼の性、許すは我の心 壱



「助けて貰ったじゃん、この生徒会の仕事の処理で」

「それはそうだけど、違くって」

「結局何が言いたいの?」


 ハッキリ言わないなら天條カメラマンお話ターイム!の処遇を考える刑に処するぞ、という意味を込めて睨む。


「もしかして獅帥に迷惑かけられないって思っているの?」


 いやいや僕がその処遇を考えますよ(そんなこと言っていない)と火ノ宮君。


「私がそう思うその心は?」

「…獅帥のこと好きになったから?」

「私天條君のまともに喋ったのここ数日よ。どうやって好きになるのさ」


 天條君、お前そうだったのかみたいな顔で見ないで欲しい。

 ちっちっち…幾ら彼が国宝級のレアリティ星5のイケメンでも簡単に、す、好きにならないんだから!(ツンデレ風)

 あ、これだと好きになっちゃう奴じゃん。


「実は前から見て知っていたんだけど隠してて、妃帥に近づいたとか」


 まずは身内からですか、定石だね。


「妃帥ちゃんが来る日を“偶然”知って、“偶然”を装って出会って、天條君を思う人に“偶然”刺されて、“偶然”にもその後再会してミケ?になって…偶然のオンパレード、大バーゲンセールが起きているね」


 偶然のエレクトリカルパレード、後なんか語感がいいのってあるっけ。


「うんまあ…そう」

「…自分でも納得してなくない?」

「うん…」