そんな口約束のもと、二人は翌日の流れについて話し合った。
決闘開始の午前十一時を過ぎたころ、ジークフリートがオリビアを帝都第二陸軍基地まで連れてくること。
決闘が終わり次第、リアムとオリビアをジークフリートの侍従と侍女に変装させ、馬車に乗せてその足で帝都を発つこと。
そしてまた、リアムの処遇は(決闘に勝ちさえすれば)アレクシスの一存で決められるが、オリビアについては本人の意思を尊重する必要があるため、決闘が終わり次第、その場で本人に直接確認するということで話がまとまった。
その後、アレクシスはクロヴィスの元を訪れ、計画の全てを伝えた。
すると返ってきたのは、「好きにやれ」との一言で、アレクシスは改めて、これはクロヴィスの計画の一部なのだと悟った。
こうして、いよいよ迎えた決闘当日。
リアムが予想以上になりふり構わず攻めてきたことや、決闘開始直後に雨が降り出した上、オリビアが剣の前に飛び出してくるなどいくつかのハプニングはあったものの、最終的にはリアムが戦闘を放棄し、アレクシスの勝利が決まった。
そして、ついにその時は訪れる。



