狂い花は愛されたくて、




妹だけでいい。

いつか必ず会えると信じてたーー





そうしてあたしは、偶然この街の繁華街で妹を見つけてた。相変わらずガヤガヤしていてそれが、二日酔いの脳を刺激する。けれど、それを上回るほどの高揚感。







3歳の時別れたっきりだ。

持ってるのは、古くなって丸まってしまった妹とのツーショット1枚写真だけ。大きくなった妹を見た事はなかった。





でもあたし達は双子だから、ずっと繋がっているからーーだから見間違えるはずもなかった。





声かければきっと振り向いてくれる、そのくらい近くに。




切なげにショーケースを眺める妹がいた。



やっとやっと会えた。






久しぶり、
辛かったね、
よく頑張ったーーね?


……。




なんて声をかけよう。





それより、なにより。

また会えたことが、嬉しくて、嬉しくて。



姿は大人になっていても、懐かしい面影の残る妹の姿に胸がいっぱいで、簡単には声をかけられなかった。