狂い花は愛されたくて、







ーーあんたみたいな子が幸せになれるわけない。








生まれた時から親がいないあたしは、同じ境遇の子が集まる施設で育ってあたしは、施設を出てからはずっと金を持ってる男に依存して生きてきた。







ふざけんじゃねぇ、いつかあたしは人並みの幸せを掴みとってやる。






その一心で、生きるためなら、性格の腐りきった老人の愛人にだってなってやったし、どんな屈辱だって我慢してきた。







今がどんなに辛くても、望んだ明日は幸せになれると信じて。