ゆったりとした空気の流れる昼下がり。
怠そうにスマホを弄っていたクラスメイトの1人が、来たよ!と黄色い悲鳴をあげる。
その瞬間、クラスの空気は鮮やかな色に溢れるのだ。
「きゃー!今日もマジでかっこよ過ぎなんですけどぉー?」
「かっけぇー!」
男子、女子、あの子、この子。
授業を邪魔された先生ですら。
纏う色は違っても、キラキラした瞳で彼らを見つめている。
こうえん、みたいな。
こう、なんとか、とかそういう感じの。
そんな名前のグループみたいなものらしい彼らは、この学校のアイドル的存在でもあるみたいで、いつだってみんなの色を鮮やかにする。
わたしはこの瞬間がとても楽しい。
だって彼らは、みんなの色をぱああっと一瞬にして変えていくのだから。
「あ、あいつまだいんの」
そしてその一瞬あとには黒い色を纏うところも、私は結構すきだったりする。
怠そうにスマホを弄っていたクラスメイトの1人が、来たよ!と黄色い悲鳴をあげる。
その瞬間、クラスの空気は鮮やかな色に溢れるのだ。
「きゃー!今日もマジでかっこよ過ぎなんですけどぉー?」
「かっけぇー!」
男子、女子、あの子、この子。
授業を邪魔された先生ですら。
纏う色は違っても、キラキラした瞳で彼らを見つめている。
こうえん、みたいな。
こう、なんとか、とかそういう感じの。
そんな名前のグループみたいなものらしい彼らは、この学校のアイドル的存在でもあるみたいで、いつだってみんなの色を鮮やかにする。
わたしはこの瞬間がとても楽しい。
だって彼らは、みんなの色をぱああっと一瞬にして変えていくのだから。
「あ、あいつまだいんの」
そしてその一瞬あとには黒い色を纏うところも、私は結構すきだったりする。
