彩恋に揺れる

絶対に正解だと思ったのに、思いっきり突っ込まれてしまった。

「違うんですか?」

「いや、半分はあってる」

そんな会話を繰り返しながら、分かったことがある。

このひと、きっとゆうのお仲間だ。

つまり、ゆうが言ってた、関わってはいけないリストのひとり…あ、でもあのリストには全校生徒の名前があったから、あんまり参考にならないか、困ったなあ。

「それは、ちょっと困りますね」

でもたぶん目の前の人は、史上最高に関わっちゃだめな人だ。

「あ、困るの」

そのとき、初めて目の前の人のオーラが薄くグリーンに染まった。
…この色は、困惑、とかかな?

「はい、おそらく」

「…おそらく」

人通りの少ない、とは言っても、学校の敷地内なので人がいないこともない道。

カシャリ、と、誰かがスマホで写真を撮った音がして、私と彼は、同時に音の鳴るほうへ振り向いた。

「あ」

気がつけば、みんな足を止めて、私たちの方を見つめている。

「嘘だろ、紅龍の一色さんが…」