男女の猫くん!①

「聞いて!奈々!乃々」
「どしたん~?」
乃々が気軽に聞く。
「じ、実は…猫君を見るとドキドキしてナンパとかされて、猫君が断ったらほっとしてよかったな~!って思っちゃうの!これって病気かな!?」
いきなり早口で話す彩にうちも、のんも少々驚く
だって彩がこんな早口でしゃべることなんて全然…チューっか、まったくないけん。
でも…。ドキドキするっちゅーことは…いやいや…うそやろ…。
猫がうちらの彩を奪ったんか…?
そらなったら…猫をぶち殺す。
「それって~…ふがっ!?」
言いそうになったのんの口をうちが強引にふさぐ。
ちーっと…きいてみるか…。
「んん…彩、今から猫はんの事考えてみ?」
「え、っと…何を言えばいいの?」
「なんでもええで」
「あははっ!なーちゃん、それって彩のこと…ふがっ!?」
うるさい。のんは一回黙ってろ。
「えぇ、っと…かっこいい、ビジュイイ、まつ毛長い、肌白い…(以下略)かなっ…!」
なっがっ……。
これが…『恋する乙女』ってやつなんや…。
「おん。彩、お腹いっぱいや」