男女の猫くん!①

社長までも逆らえないで誰も逆らえない…
ほんと、いやになっちゃうね…
「……ちゃん!」
「あ…ちゃん!」
「彩ちゃん!彩ちゃん!」
「うわぁ!あ…雅さん!」
雅さん…花街雅さんは私のマネージャー
「出番ですよ!シーン16のとこ!」
「あ…はい!」
「おい、早くしろ!」
「あ…ごめん、猫くん!」
「この気持ちh―」
「あーそこ、セリフ変更。」
「あ…はい」
「これはこうで―」
「あら鐘野さん、随分と足をひぱってるのね」
う…出た、杏奈さん…
しかも言葉にはとげ付き…
最悪…どっか行ってほしい…ほんとに…
「早くどっか行けよ!」
それはこっちのセリフだわ!
お前こそどっか行ってよ!…って言いたいけど…
逆らえないんだよねー…。
「はいはい分かりましたー。どっか行きますよー。」
あー…めんどくさい。
「ふん!生意気な態度ね!」
…ちっ…
「はい!すみません!」
「ふふっ」
何笑ってんの!そっちがやれ!って言ったんでしょうが!
あー…やっぱむかつく…!
「ちっ…」
「…」
こんなことを猫くんが見ていたなんて知るよしもなかった。