「はいはい~落ち着きなさい!!」


 騒然とした基地内。


 隊長の大きな声が一段と響き渡った。


 全員が、それで隊長のほうに顔を向ける。


「おぉう・・・やっぱり、この人数となると凄いわね・・・。」


 そうでしょうね・・・。


 カミレンジャー五人に、ギア・ドール組み3人、ガルダストチーム2人に、魔道師と暗殺者・・・総勢、12人だ。


「作者の悲鳴が聞こえてきそうね・・・」


 うん、そうだと思うけど、隊長もそういうこと言うのやめよう・・・一応、1キャラクターなんだし・・・。


「まぁいいわ・・・さて、一応、国連からの許可は下りました。私たちは一時的に独立部隊としての活躍が認められることとなります。」


 はやっ!


「待て、話飛躍しすぎだから、いきなり何事?」


「何言ってんの?国を黙らして、私たちが自由に動くには、一番手っ取り早い方法でしょ?国連事務総長と私が何のつながりも持ってないとでも思ってるの?」


 思うよ!!


 普通、一介の公務員のしかも、よく分からない地方戦隊の隊長が、国連のトップとつながりがあるとか、考えないよ!!