「何言ってんだか、わかんねぇよ!!」


 由良は、それだけ叫ぶと一気に飛び上がると、両手から拳銃を構える。


 連続発砲。


 動きを見せるような遅さは見せない。


 殺し屋・・・由良・・・。


 人を殺すことを生業とし、他人の血を金に変える、非道極まりない人間・・・。


 ゆえに、彼は躊躇しない。


 異星人を前にしてひるむことはない。


 連続発砲。


 全部で12発。


 流れ出るのは、紫の液体。


 血液・・・?