「ブルー!!」


 現場に真っ先にたどり着いたのは、カミレンジャーたちだった。


 警告は、確かに聞いた。


 下手に手出ししなければ、何もしないと聞いた。


だが、それはあっさりと破られる。


 最初の砲撃が自衛隊のものだったのか、アメリカ空軍のものだったのか、そんなコトを今さら考えても仕方がない。


「それが、答えだというなら、こちらも容赦しない。」


 巨大ドリルは、人形に変形したかと思うと、突如暴れだす。


 その数・・・とりあえず、見える中では30体以上。


 できるのか?・・・俺たち、五人で・・・。


 たった、俺たち五人と、たった二体の巨大ロボで・・・。


 迷っている暇はなかった。


 コマンド入力!


「カミレンチェーンジ!!」


 掛け声と共に現れるのは、正義の名を冠した巨人。


 カミレンロボ。


「カミレディ!are you ready?」


 続いて、現れるはピンクが操る、愛の名を持つ、巨人。


 カミレディロボ。


 もちろん、テーマソング付き。