「まぁ、逃げたくなったらいつでも帰って来い。」


「バカ言うな。俺を誰だと思ってる?」


 その姿は異質といっても良いかもしれない。


 特殊スーツに身を包んだ、暗殺者。


 武器は、拳銃にナイフと様々なものが用意された。


 特殊武器も用意できたが、それを使いこなす訓練をする時間はない。


 結局、最後にものをいうのは、使いなれた武器である。


 だから、コレで十分。これが最強。


 友人は、役目を果たした。


 相手の弱点を探り、ゲートを開き、正体を明かした。


 だから、ここから先は自分の番。


 魔道師に見送られ、暗殺者が立つ。


 暗殺者由良と魔道師悠人。


 共に、表の世界に立つことが許されない存在。


 今回は完全にバックアップでしかないが、彼らがいなければコレだけの準備をすることは出来なかった。


 あとは、最後の仕上げだ。


 魔道師はもうここまできたら、できることはない。


 だから、あとはこちらの仕事。


 やるさ・・・


 邪道を極めし者・・・最強の人間、暗殺者・・・いざ、参る!