日付が変わる午前零時。


 次元の空間の開放に成功。


 向こうからの進入も考慮に入れて、時間にしてわずか10秒。


 その間に、由良単身で向こうに乗り込む。


 特殊スーツで身を包み、通信装置を持たせたが、通信は途絶。


 悠人の魔法だけが便りとなるが・・・。


「何度も言うが、100%当たるとは限らない。」


 ・・・と、言いながらも、悠人は何度も何度も、占いを繰り返し、由良の無事を確認し続けた。


 12時間後、再度ゲート開放。


 由良の生還を確認する。