スマホで検索する『友達の作り方』には、劣等感や不安などマイナスな単語の羅列が多くて気が滅入る。
AIに聞いてみると、共通の場に参加するだって。
イベント、習い事に参加する。
はい、無理。
いや、検索してる時点でアウトでしたね。
いつか友達ってできるのでしょうか?
「みうちゃん! おはよ」
「なんか用?」
「ありがとう。みうちゃんのいつもの冷たさが心地よいよ」
「私って、そんな冷たい?」
「冷たいと言えば冷たいし、甘いと言えば甘いかな」
「意味わかんない」
「みうちゃんは、好きな人に冷たくする方?」
「たぶん…そんな事ないよ」
「そっか……、残念。とは言っても、ボクに優しくする人はいないよ。気持ち悪がられる方が多いんだ」
「いやいや、最近はポヨポヨしてる人が好きっていう人も多いよ」
「公共交通機関では、場所取るし夏なんて汗だくになると本当に嫌がられるんだよ」
「堂々としてればいいよ。同じお金払って乗ってるんだから」
「そうはいってもこの体だと、2倍払えって言われることもあってさ。正直キツイんだよね」
「言わせておけばいいよ。そんなの。それでも言ってくるヤツには、ボクは1人ですってしっかり主張しなさいよ」
「みうちゃんは、『痩せなよ』って言わないんだね」
「痩せるも、痩せないも本人の自由だよ。宙斗は人に言われたら痩せるの?」
「みうちゃんに言われたら痩せるよ! だけど、他の人に言われても絶対痩せないよ」
「なにそれ」
「前もさ…ダイエットした時、みうちゃんに言われたからなんだよ」
「いやいや、会った時にはもう痩せてたよ?」
「幼稚園とき、実は一緒だったんだよ? 覚えてない?」
「え? そうなの?」
「ものすごく太ってて、みんなにからかわれてたんだ。みうちゃんがいつもかばってくれた」
そうだったんだ。
宙斗には悪いけど、全然覚えてない。
いや…、なんかぼんやりと思い出してきたかも。
いつも教室のすみっこでうずくまって泣いてた子がいた。
みんながどうして彼ばかりいじめてたのかよくわからなかった。
だから、みんなに聞いた。
「なんで、いじめるの?」
そうだ、そう聞いた。
すると、イジワルばかりするリーダーの男の子がこう言った。
「べつにいじめてないし」
なんかムカムカした。
次々にぼんやりした記憶が溢れ出してその日のことが目の前に広がった。
どうして、こんなヤツがクラスのリーダーなのか。
先生に可愛がられて、スポーツができるから、読み書きがもうできるからと威張られないといけないのか。
たぶん、今までムカムカしていた感情が一気に吐き出したんだと思う。
その日、私は引き下がらなかった。
「でも、このこ、ないてるよ?」
「かってにないてるだけだよ」
「いやだからなくんでしょ? みんながいやがることたくさんいってるんじゃないの?」
「いってない!」
「じゃあ、おなじこといわれたらみんなどうおもうの?」
「べつに!」
「チビ!! カッコつけ!! ブサイク!!」
すると、イジメリーダーが泣き出した。
慌てて先生が来て私はみんなの前で怒られた。
大人はどうしてそうなったのかは関係ない。
お気に入りの子が泣かされれば、その原因を簡単に取り除くだけだ。
私は、あっという間に部屋から外に出された。
別の先生のところに連れられて、その先生にどうして彼を泣かせたのか理由を聞かれた。
ありのままを話したが、受け入れてもらえなかった。
「みうちゃん、みんなには心があるの。ひどいことをいったらきずついちゃうのよ。きをつけようね」
ショックだった。
私のしたことのワンシーンだけで、大人に批判された。
大泣きしたかったのだが、泣かなかった。
ぜったいこの人の前では泣きたくないという意地だった。
AIに聞いてみると、共通の場に参加するだって。
イベント、習い事に参加する。
はい、無理。
いや、検索してる時点でアウトでしたね。
いつか友達ってできるのでしょうか?
「みうちゃん! おはよ」
「なんか用?」
「ありがとう。みうちゃんのいつもの冷たさが心地よいよ」
「私って、そんな冷たい?」
「冷たいと言えば冷たいし、甘いと言えば甘いかな」
「意味わかんない」
「みうちゃんは、好きな人に冷たくする方?」
「たぶん…そんな事ないよ」
「そっか……、残念。とは言っても、ボクに優しくする人はいないよ。気持ち悪がられる方が多いんだ」
「いやいや、最近はポヨポヨしてる人が好きっていう人も多いよ」
「公共交通機関では、場所取るし夏なんて汗だくになると本当に嫌がられるんだよ」
「堂々としてればいいよ。同じお金払って乗ってるんだから」
「そうはいってもこの体だと、2倍払えって言われることもあってさ。正直キツイんだよね」
「言わせておけばいいよ。そんなの。それでも言ってくるヤツには、ボクは1人ですってしっかり主張しなさいよ」
「みうちゃんは、『痩せなよ』って言わないんだね」
「痩せるも、痩せないも本人の自由だよ。宙斗は人に言われたら痩せるの?」
「みうちゃんに言われたら痩せるよ! だけど、他の人に言われても絶対痩せないよ」
「なにそれ」
「前もさ…ダイエットした時、みうちゃんに言われたからなんだよ」
「いやいや、会った時にはもう痩せてたよ?」
「幼稚園とき、実は一緒だったんだよ? 覚えてない?」
「え? そうなの?」
「ものすごく太ってて、みんなにからかわれてたんだ。みうちゃんがいつもかばってくれた」
そうだったんだ。
宙斗には悪いけど、全然覚えてない。
いや…、なんかぼんやりと思い出してきたかも。
いつも教室のすみっこでうずくまって泣いてた子がいた。
みんながどうして彼ばかりいじめてたのかよくわからなかった。
だから、みんなに聞いた。
「なんで、いじめるの?」
そうだ、そう聞いた。
すると、イジワルばかりするリーダーの男の子がこう言った。
「べつにいじめてないし」
なんかムカムカした。
次々にぼんやりした記憶が溢れ出してその日のことが目の前に広がった。
どうして、こんなヤツがクラスのリーダーなのか。
先生に可愛がられて、スポーツができるから、読み書きがもうできるからと威張られないといけないのか。
たぶん、今までムカムカしていた感情が一気に吐き出したんだと思う。
その日、私は引き下がらなかった。
「でも、このこ、ないてるよ?」
「かってにないてるだけだよ」
「いやだからなくんでしょ? みんながいやがることたくさんいってるんじゃないの?」
「いってない!」
「じゃあ、おなじこといわれたらみんなどうおもうの?」
「べつに!」
「チビ!! カッコつけ!! ブサイク!!」
すると、イジメリーダーが泣き出した。
慌てて先生が来て私はみんなの前で怒られた。
大人はどうしてそうなったのかは関係ない。
お気に入りの子が泣かされれば、その原因を簡単に取り除くだけだ。
私は、あっという間に部屋から外に出された。
別の先生のところに連れられて、その先生にどうして彼を泣かせたのか理由を聞かれた。
ありのままを話したが、受け入れてもらえなかった。
「みうちゃん、みんなには心があるの。ひどいことをいったらきずついちゃうのよ。きをつけようね」
ショックだった。
私のしたことのワンシーンだけで、大人に批判された。
大泣きしたかったのだが、泣かなかった。
ぜったいこの人の前では泣きたくないという意地だった。


