大きな美味しいパフェを食べ終わってからドリンクを飲みたくなってキョロキョロしていると、またノックの後に温かい紅茶がきた。
こんな至れり尽くせりのファストフード店って面白い。
まるで、ここだけは高級レストランみたい。
「そうだ、みうちゃんに渡すお菓子!」
カバンをゴソゴソしている姿が可愛く見える。
私の目、どうにかしちゃったかな?
「これとこれ」
一つは缶入りのキャンディー、もう一つは何だろう?
短くて細いスティックになっている。
キャップを取ってみると、ピンクのカラーがのぞいていた。
「口紅?」
「そんないいすごいモノじゃなくて、カラーのリップクリーム」
「カラーリップ? 欲しかったんだ! ありがとう」
「そんな大喜びしてもらうのじゃないから。なんか、そんなお礼言われると、こっちが恥ずかしいよ」
「ごめん。でも、すっごい嬉しい。しかもイベントの限定でしょ?」
「そ、そうだけど」
「本当にありがとう!」
宙斗が真っ赤になって、そっぽを向いている。
ランくんが、それを微笑んで見ている。
うーん、ランくんって仏様みたいなとこある。
「イベント、どうだったのか教えて」
すると、いつものマシンガントークで宙斗が話し始めた。
ランくんのおかげで、神席だったこと。
出演者に名前を呼ばれて、一言声がけしてもらえたとか。
みんな歌が上手くて聴き入ったとか。
とにかく、話がつかなかった。
話は面白いんだけど、バイトの疲れと日頃の寝不足が祟り、ウトウトし始めてしまった。
寝ちゃダメだとわかっているけど、ふかふかのソファーのせいで、余計に睡魔に襲われる。
「大丈夫だよ。疲れてる時に呼び出してごめんね」
「話、もっと聞きたいから。続けて」
「大丈夫。また、お話ししよう」
その声が、すごく心地よくて記憶がここで途切れてしまった。
目を覚ますと、自分の部屋だった。
あれ?
宙斗達と会ってから、途中寝ちゃったんだよね。
でもどうやって家に帰ってきたんだろう?
目覚めたら、こういう時って宙斗の部屋とか、ホテルの一室とかじゃないの?
自分の部屋ってことは、2人、ここに上がったってこと?
自分の部屋を見渡す。
ソファーの上には脱ぎ散らした服があり、ケースに入れられていないたたんだ洗濯物はそのままだ。
この汚い部屋を見られたと思ったら、恥ずかしくなり顔が熱くなるのを感じた。
すぐに電話をかける。
「みうちゃん?」
「ごめん、昨日、途中寝ちゃって!」
「大丈夫だよ」
「2人で送ってくれたんだよね?」
「え? ああ。実は…ランくんのお付きの人にお願いしたから」
ちょつと安心。
この状況見られなくてよかった。
「そうだったんだ。ごめんなさい。ランくんにも謝っていて欲しい」
「うん。じゃあ。今日は休みでしょ? ゆっくり休んでね」
「ありがとう。またね」
「うん、またね」
他愛もない言葉が胸をくすぐった。
これって好きになってないよね?
うん、大丈夫。
宙斗は、ただの友達だ。
優しい友達。
ストーカーじゃないかって疑った時もあったけど、それは違ってたし。
だよね。
こんな至れり尽くせりのファストフード店って面白い。
まるで、ここだけは高級レストランみたい。
「そうだ、みうちゃんに渡すお菓子!」
カバンをゴソゴソしている姿が可愛く見える。
私の目、どうにかしちゃったかな?
「これとこれ」
一つは缶入りのキャンディー、もう一つは何だろう?
短くて細いスティックになっている。
キャップを取ってみると、ピンクのカラーがのぞいていた。
「口紅?」
「そんないいすごいモノじゃなくて、カラーのリップクリーム」
「カラーリップ? 欲しかったんだ! ありがとう」
「そんな大喜びしてもらうのじゃないから。なんか、そんなお礼言われると、こっちが恥ずかしいよ」
「ごめん。でも、すっごい嬉しい。しかもイベントの限定でしょ?」
「そ、そうだけど」
「本当にありがとう!」
宙斗が真っ赤になって、そっぽを向いている。
ランくんが、それを微笑んで見ている。
うーん、ランくんって仏様みたいなとこある。
「イベント、どうだったのか教えて」
すると、いつものマシンガントークで宙斗が話し始めた。
ランくんのおかげで、神席だったこと。
出演者に名前を呼ばれて、一言声がけしてもらえたとか。
みんな歌が上手くて聴き入ったとか。
とにかく、話がつかなかった。
話は面白いんだけど、バイトの疲れと日頃の寝不足が祟り、ウトウトし始めてしまった。
寝ちゃダメだとわかっているけど、ふかふかのソファーのせいで、余計に睡魔に襲われる。
「大丈夫だよ。疲れてる時に呼び出してごめんね」
「話、もっと聞きたいから。続けて」
「大丈夫。また、お話ししよう」
その声が、すごく心地よくて記憶がここで途切れてしまった。
目を覚ますと、自分の部屋だった。
あれ?
宙斗達と会ってから、途中寝ちゃったんだよね。
でもどうやって家に帰ってきたんだろう?
目覚めたら、こういう時って宙斗の部屋とか、ホテルの一室とかじゃないの?
自分の部屋ってことは、2人、ここに上がったってこと?
自分の部屋を見渡す。
ソファーの上には脱ぎ散らした服があり、ケースに入れられていないたたんだ洗濯物はそのままだ。
この汚い部屋を見られたと思ったら、恥ずかしくなり顔が熱くなるのを感じた。
すぐに電話をかける。
「みうちゃん?」
「ごめん、昨日、途中寝ちゃって!」
「大丈夫だよ」
「2人で送ってくれたんだよね?」
「え? ああ。実は…ランくんのお付きの人にお願いしたから」
ちょつと安心。
この状況見られなくてよかった。
「そうだったんだ。ごめんなさい。ランくんにも謝っていて欲しい」
「うん。じゃあ。今日は休みでしょ? ゆっくり休んでね」
「ありがとう。またね」
「うん、またね」
他愛もない言葉が胸をくすぐった。
これって好きになってないよね?
うん、大丈夫。
宙斗は、ただの友達だ。
優しい友達。
ストーカーじゃないかって疑った時もあったけど、それは違ってたし。
だよね。


