犯人
プルルルルルル
電話が鳴り響く。
「はい。」
警察からだ。
「えみさんとあみさんの遺体が見つかりました。」
「今すぐ行きます。」
今は日曜日の朝8時。さっき起きたばかりで、まだパジャマだけど、そんなの関係ない。おれはすぐ車に飛び乗った。
遺体はボロボロだった。
背の高さがいっしょだったら、どっちがえみでどっちがあみか分からない。おれはまだえみとあみが事件にまきこまれてから泣いていなかった。実感がわかなかった。しかし、こうして遺体を見ると、涙があふれてきた。
「えみぃぃぃぃぃ!
あみぃぃぃぃぃ!
なんで、なんで!!!」
周りの目なんか気にする余裕はなかった。おれはえみとあみが亡くなった悲しみでいっぱいだった。
えみとあみの遺品を整理していると、警察から電話がかかってきた。
「はい。」
「犯人が特定できました。」
「え!?」
「しかしまだ見つけられていません。」
「分かりました。
また分かったら教えてください。」
犯人の名前は[田中颯太]と警察が教えてくれた。犯人は爆発させるとき、黒いユリを持っていたことが防犯カメラから分かった。えみたちが持っていた花束は黒いユリ。間違いない。えみたちが持っていた花束は、犯人が持たせた物だ。
黒いユリの花言葉は、[復讐 呪い 増悪]
犯人はえみたちに恨みがあったのかもしれない。
プルルルルルル
電話が鳴り響く。
「はい。」
警察からだ。
「えみさんとあみさんの遺体が見つかりました。」
「今すぐ行きます。」
今は日曜日の朝8時。さっき起きたばかりで、まだパジャマだけど、そんなの関係ない。おれはすぐ車に飛び乗った。
遺体はボロボロだった。
背の高さがいっしょだったら、どっちがえみでどっちがあみか分からない。おれはまだえみとあみが事件にまきこまれてから泣いていなかった。実感がわかなかった。しかし、こうして遺体を見ると、涙があふれてきた。
「えみぃぃぃぃぃ!
あみぃぃぃぃぃ!
なんで、なんで!!!」
周りの目なんか気にする余裕はなかった。おれはえみとあみが亡くなった悲しみでいっぱいだった。
えみとあみの遺品を整理していると、警察から電話がかかってきた。
「はい。」
「犯人が特定できました。」
「え!?」
「しかしまだ見つけられていません。」
「分かりました。
また分かったら教えてください。」
犯人の名前は[田中颯太]と警察が教えてくれた。犯人は爆発させるとき、黒いユリを持っていたことが防犯カメラから分かった。えみたちが持っていた花束は黒いユリ。間違いない。えみたちが持っていた花束は、犯人が持たせた物だ。
黒いユリの花言葉は、[復讐 呪い 増悪]
犯人はえみたちに恨みがあったのかもしれない。



