爆発
「ピーポーピーポー」
救急車のサイレンが鳴り響く。
今日は旅行に行っていた妻のえみと娘のあみが旅行から帰ってくる日。
「もう帰ってきてるはずなんだけどな。」
時計の針は12時を指している。
妻からは何も連絡がない。心配になってLINEしてみた。
10分たった。いつもは送ったらすぐに返信してくれるのに既読もつかない。
その時、テレビで爆発事件のニュースがながれた。いつもだったら興味はない。でも今日はちがった。現場が大阪。えみたちが旅行にいった場所。しかも爆発がおきたのは昨日の昼だ。えみたちはおとといから旅行に行っている。そして、大阪に行くのは昨日からだ。頭の中で嫌な想像をしてしまう。そんなわけがない。まさか
えみたちがそんなめに遭うわけ。
電話してみた。
「はい。」
「えみ!!大丈夫か!?」
「・・・」
「えみ!?
なんで答えないんだよ」
「警察です。えみさんとあみさんは爆発事件にまきこまれました。爆発の勢いでバックの中のものだけ現場に残され、体は飛んでいったと思われます。」
「うそだろ?」
いっかい電話を切った。
頭が混乱して、警察の言葉が上手く聞きとれない。そんなわけない。何かの間違えだ。でも間違えなんかじゃなかった。
テレビに被害者の情報が出ている。たくさんの名前の中に、[桜井えみ] [桜井あみ]があった。
うそだ。うそだ。そんなわけない。心の中は絶望でいっぱいだった。
「ピーポーピーポー」
救急車のサイレンが鳴り響く。
今日は旅行に行っていた妻のえみと娘のあみが旅行から帰ってくる日。
「もう帰ってきてるはずなんだけどな。」
時計の針は12時を指している。
妻からは何も連絡がない。心配になってLINEしてみた。
10分たった。いつもは送ったらすぐに返信してくれるのに既読もつかない。
その時、テレビで爆発事件のニュースがながれた。いつもだったら興味はない。でも今日はちがった。現場が大阪。えみたちが旅行にいった場所。しかも爆発がおきたのは昨日の昼だ。えみたちはおとといから旅行に行っている。そして、大阪に行くのは昨日からだ。頭の中で嫌な想像をしてしまう。そんなわけがない。まさか
えみたちがそんなめに遭うわけ。
電話してみた。
「はい。」
「えみ!!大丈夫か!?」
「・・・」
「えみ!?
なんで答えないんだよ」
「警察です。えみさんとあみさんは爆発事件にまきこまれました。爆発の勢いでバックの中のものだけ現場に残され、体は飛んでいったと思われます。」
「うそだろ?」
いっかい電話を切った。
頭が混乱して、警察の言葉が上手く聞きとれない。そんなわけない。何かの間違えだ。でも間違えなんかじゃなかった。
テレビに被害者の情報が出ている。たくさんの名前の中に、[桜井えみ] [桜井あみ]があった。
うそだ。うそだ。そんなわけない。心の中は絶望でいっぱいだった。



