地の果てに咲く花

数年後、彼女は“家族”を手に入れていた。

優しい父親。明るい母親に、二人の兄たち。

妹はとっくに、前に進んでたんだ。

ずっと過去を引きずってる、俺と違って。

そのとき妹に対して、黒い感情が出て。

最愛の妹にそんなこと思ってはいけないと、感情をしまった。

愛する妹なのに、そう思ってしまったのが申し訳なくて。

ずっとずっと、彼女から逃げていた。

だからこそ俺はいつか罰を受けるんだろう。




これが俺の、人生の懺悔だ。