地の果てに咲く花

愛されてないから、虚しすぎて。

自分が憐れでならなかったから。

私は、お兄ちゃんを“もう一人の自分”として見た。

同じ時に生まれた双子。

全然似てないけど、どこか同じで。

お兄ちゃんを“もう一人の自分”として愛するしか、自尊心を満たす方法を知らなかったから。

お兄ちゃんも、私を“もう一人の自分”として、愛してるのは知っていた。

でも、それでいい。

自分を愛せて、私のことを愛してくれるならって。

私はお兄ちゃんを利用していた。

それなのに、私はお兄ちゃんを見捨てた。

だからこそ罪悪感に苛まれて、お兄ちゃんに会えなかったんだよ。

私は、最低な妹なんだ。

だから、いつか罰を受けるんだろう。



これが私の、人生の懺悔だ。