地の果てに咲く花

『……桜駒』

『なーに?』

この頃の私は、きっと必死だったんだろう。

子供っぽくいたら、愛してもらえるんじゃないかって。

『……俺たちは、望まれないで生まれたんだよ』

多分この時。

この時初めて、世界が崩れる音がした。

でも、どこか納得してしまってる自分がいて。

望まれないで生まれたから、お父さんに疎まれるんだって。

望まれないで生まれたから、お母さんが無理して笑ってるんだって。

『……おにーちゃん』

『……ん?』

『……ぎゅってして』

お兄ちゃんはお願い通りぎゅっと抱きしめてくれた。

でも、心の穴は埋まらなくて。

何でだろうね、お兄ちゃんは私のこと可愛がってくれてるのに。