地の果てに咲く花

「あ、ごめん。でもまじかあ……」

希空は同い年の従姉妹だけど、ホントに頼りになるんだ。

この人がお姉ちゃんだったら。

何度そう思ったかな。

「希空も辛いのに……ごめんね……」

こんなこと、相談して。

「いや、私は……」

そこで希空は初めて顔を暗くさせた。

私たちは飢えてるんだろうな。

親からの愛情に。

でも私はただ、受け入れられないだけ……。

希空と一緒じゃないのに、簡単に彼女の心を分かろうとする。

私って本当に、最低な妹なんだよ。