とりあえず私は組織の拠点に行くらしい。
　というのも私は、誘拐事件の被害者ではなく奴隷の生き残りなので対応を話し合うらしい。話しを聞いてみると、奴隷制度はかなり最近にやっと対策され始めたらしく、皆対応に慣れていないらしい。しかも奴隷と言っても奴隷自体数が少なく、死亡してしまっていた案件もかなり多いらしい
ので生き残りは偏見や差別などを受けることも少なくないようだ。私はこれからが不安で仕方なかった、正直この男達の隣でのうのうと馬車に揺られているのも、恐ろしかった。この人達を勝手に信じてしまったが、私はこれからどうやって生きていくのか分からなかった。
　そうして気晴らしに外を見ていると、私が最後に見ていた街よりずいぶん発展していた、当たり前だが少し不思議に思った。
　私がいない間もこの街はここの人々は動き続けていたのである、これをさみしいと言うのかもしれない。