僕は思う
何が嬉しくて
何が大事で
そういう事が大切で
お母さんやお父さんがいつも側にいる
そういう事が問題じゃない
どんなにかわいそうな子でも
生んでくれたお母さんやお父さんは
ちゃんとどこかにいてくれて
僕は、助かる
きっと
何よりも
僕がここに居る
そういう事が大事なんだ
「ねえばあちゃん、お母さんは病気?」
「ふーん。どうしたえ? 急に
大陸は、急に大人びた事を言いよる。」
「大人?」
「あれは、街のマドンナでねぇ」
「街! どこの?」
「うーんどうしよう大陸お母さんの事を知りたかったら、まず芸能界を頑張る事。それからだと思うよ」
んー
「ばあちゃんなんか、にんじましー」
!!
「いいよいいよ、にんじましーでも。さて」
ばあちゃんが立ち上がると
「そうそう浅草のおばさんがね、お菓子くれたよ」
斜陽なお茶菓子を頂きながら、僕とばあちゃんはテレビを観ていた。
フジテレビのドラマ『マルモのおきて』
テレビに子役の鈴木福が映っている
僕も、こういうふうになりたい
「出来るかな、僕に」
「ああ、いいねえ」
ばあちゃんの声が聞こえた。
何が嬉しくて
何が大事で
そういう事が大切で
お母さんやお父さんがいつも側にいる
そういう事が問題じゃない
どんなにかわいそうな子でも
生んでくれたお母さんやお父さんは
ちゃんとどこかにいてくれて
僕は、助かる
きっと
何よりも
僕がここに居る
そういう事が大事なんだ
「ねえばあちゃん、お母さんは病気?」
「ふーん。どうしたえ? 急に
大陸は、急に大人びた事を言いよる。」
「大人?」
「あれは、街のマドンナでねぇ」
「街! どこの?」
「うーんどうしよう大陸お母さんの事を知りたかったら、まず芸能界を頑張る事。それからだと思うよ」
んー
「ばあちゃんなんか、にんじましー」
!!
「いいよいいよ、にんじましーでも。さて」
ばあちゃんが立ち上がると
「そうそう浅草のおばさんがね、お菓子くれたよ」
斜陽なお茶菓子を頂きながら、僕とばあちゃんはテレビを観ていた。
フジテレビのドラマ『マルモのおきて』
テレビに子役の鈴木福が映っている
僕も、こういうふうになりたい
「出来るかな、僕に」
「ああ、いいねえ」
ばあちゃんの声が聞こえた。



