人は
夜に居た
寂しく。 黙示録(仮の)12番
そこは、悪魔に似て
そこは、悪夢に似て
そこは、お父さん。
そこは、永遠の不思議
樹が一本ありましたとさ
樹齢千余年の樹みたいに
僕は考える
おばあちゃん 僕は勇者なんだよ
ああそうかい
僕はね
ああ成人式にはどんなものを着たいんだい?
そんなに迷惑はかけたくないよ おばあちゃん…では ねっ!
僕には、未だ見ぬお母さんが居る。えっ兄貴も? そんなの知らないよ
とにかく、僕は忙しいの
「お母さん
お母さーん
はぁ はぁ 逃げて 逃げてよ
だめだよ そっちは
うわー」
昨日見た夢だ。下らない夢も多い。でもお母さんが夢に出て来た時は、何かいい事が起こりそうな予感
例え恐い夢であっても。
あっ
受かった(ほっ…)
「ばあちゃん受かったよオーディション」
「そうかい。よかったねえ」
「うんあっお金いるんだ。どうしよう」
「おばあちゃんが、秘密のおじさんに掛け合ってあげようかね」
「うんっ」
ばあちゃんが、携帯電話を取り出すと
テュルルル テュルルル
「ああもしもし、今忙しい? 大陸がねえ、例の芸能事務所のオーディション
受かったってさあ」
こういう時のばあちゃんは、カッコ良く見える。
「はいはいよ」
「どうだった?」
「いいよ。大丈夫だって。大陸も芸能界来るといいって」
「っしゃー
やーた やった やったった」
この日からだったと思う
全て 全てが、
良い方に
夜に居た
寂しく。 黙示録(仮の)12番
そこは、悪魔に似て
そこは、悪夢に似て
そこは、お父さん。
そこは、永遠の不思議
樹が一本ありましたとさ
樹齢千余年の樹みたいに
僕は考える
おばあちゃん 僕は勇者なんだよ
ああそうかい
僕はね
ああ成人式にはどんなものを着たいんだい?
そんなに迷惑はかけたくないよ おばあちゃん…では ねっ!
僕には、未だ見ぬお母さんが居る。えっ兄貴も? そんなの知らないよ
とにかく、僕は忙しいの
「お母さん
お母さーん
はぁ はぁ 逃げて 逃げてよ
だめだよ そっちは
うわー」
昨日見た夢だ。下らない夢も多い。でもお母さんが夢に出て来た時は、何かいい事が起こりそうな予感
例え恐い夢であっても。
あっ
受かった(ほっ…)
「ばあちゃん受かったよオーディション」
「そうかい。よかったねえ」
「うんあっお金いるんだ。どうしよう」
「おばあちゃんが、秘密のおじさんに掛け合ってあげようかね」
「うんっ」
ばあちゃんが、携帯電話を取り出すと
テュルルル テュルルル
「ああもしもし、今忙しい? 大陸がねえ、例の芸能事務所のオーディション
受かったってさあ」
こういう時のばあちゃんは、カッコ良く見える。
「はいはいよ」
「どうだった?」
「いいよ。大丈夫だって。大陸も芸能界来るといいって」
「っしゃー
やーた やった やったった」
この日からだったと思う
全て 全てが、
良い方に



