「じゃじゃーん。みゆきお姉さんは、奮発して、駅前で不二屋のシュークリームを買ってしまったのである。食べよう食べよう」
ツバサとヒカリは、一晩明けて、みゆきに再会した
「はいどうぞ」
伊東みゆきは不二屋の袋から、ジャンボシュークリームを出して、ツバサとヒカリに一つずつ渡した。
「いーいの」
必要以上に大口を開けて、みゆきがシュークリームを頬張り出した。
「お姉さんはシュークリーム好き?」
「好きですよー」
「彼氏は?」
がたっ
「何それ」
「伊東は、ここで朝メシか?」
入り口の方から声がする
「ダイエット、ダイエット」
ツバサとヒカリが、はしゃぎ出した。
「あっ加藤さん、おはようございます」
「伊東さんおはよう。昨日の迷子って」
「ああこの二人です。」
「親御さんは?」
「不明」
「そう今日中だったらいいんだけど、明日保健所ね」
「あっ検査。ふあい」
「ちょっとちょっと伊東さん。あの二人変じゃない? 普通は親が来るわよね。昨日の報告書見たけど、名字を忘れてる。って有り得ないと思うけど」
「うーん私もそう思ったんですけどね。もしかしたら、在日外国人とか、そういう事情かも」
「ああ、成る程。確かに。まあいいわ、この件はあなたの担当だし。」
「うん。何かあったらよろしくっす」
「そうね」
加藤さんは、聡明な女性警察官と思っている。私程は、砕けていないかも。ふふふ
ああもしかしたら、期間限定親子? ふふ
「学校は?」
「まだ」
「そうなんだぁ」
朝礼の後、ちょと嫌な事があった。一昨日買った、ニベアのリップクリームが、何故か真ん中からポキっと、折れていた。
不吉だと思った。絶対折れているハズが無い。いや折れている。いや絶対という事は無い。だったら有り?
「いやー遅刻、遅刻。」
「部長珍しいですね。」
「うん。たまたまね、交通事故よ。制服着て無くて良かった。本当、ダジャレじゃないんだから。他の部署のお世話。朝から」
「…」
「どうした伊東?」
「いや別に」
「ちょっと待ってよー。一番新しいパソコン、今日からご機嫌斜め」
「えーハジメ君も?」
「いやいいんす。今朝部長から連絡あった時から、今日は何か有ると思ったんす」
「あーあやったね、厄日。そう! こういう日は…」
「部長、犬が逃げたそうです。」
「ああそう? ちゃんと書いといて」
「ハジメ君、昨日何か有った?」
「加藤さん、いや大丈夫っす」
こういうバタバタする日も有る。そして期間限定の子供達
不思議な子供達
「ねえ、みゆきさんって呼んでいい?」
いつの間にか、5歳児達が側に居た。
「いいけど、奥で遊んでようねー」
子供達が遠慮するので、寮部屋のテレビを付けた。
「テレビは観てていいけど、物を壊したりはしませんように」
皮肉が挟まってしまった。子守の神様ー
「降臨」
?!
えっ? と思ってしまった
「ヒカリずるいよ」
ヒカリという比較的小柄な方の男の子が、妙な偶然の一致。
事件なんかを追いかけていると
たまに不気味な偶然の一致に出会う時がある
しかしこんな小さな子供が
と思った
現実回帰。
「お姉さんは、お仕事が有るから、何か有ったらこの赤いボタンを押して呼んで」
子供達に、子供が扱っていいトランシーバーを一個持たせた。子供はこういうのに弱いのよ。そう思っていると
あれっ
子供の体に褥瘡を見つけた。やばい。
「ちょっといいかな」
ツバサと名乗る男の子の体を触ろうとした。
「パシッ」
えっ
「あっごめんお姉さん」
「私はいいんだけどね」
何故触らせ無い? うんいいや
保健所の人に今日来てもらう事にした。
「伊東、何か有ったか?」
「多少」
結局
保健所の検査で、極端な疲労。多少の栄養不足。鼻血。など
物事は児童相談所に移りそうだ
にわかに
夜、報告書を書いていると
急に眠気がした
お母さんを
探さないと
次はお母さんだね
それに
見つかるかな
見つけたいよ
みゆきは違うと思う
えー私!?
ガバっと起きた。
ツバサとヒカリは、一晩明けて、みゆきに再会した
「はいどうぞ」
伊東みゆきは不二屋の袋から、ジャンボシュークリームを出して、ツバサとヒカリに一つずつ渡した。
「いーいの」
必要以上に大口を開けて、みゆきがシュークリームを頬張り出した。
「お姉さんはシュークリーム好き?」
「好きですよー」
「彼氏は?」
がたっ
「何それ」
「伊東は、ここで朝メシか?」
入り口の方から声がする
「ダイエット、ダイエット」
ツバサとヒカリが、はしゃぎ出した。
「あっ加藤さん、おはようございます」
「伊東さんおはよう。昨日の迷子って」
「ああこの二人です。」
「親御さんは?」
「不明」
「そう今日中だったらいいんだけど、明日保健所ね」
「あっ検査。ふあい」
「ちょっとちょっと伊東さん。あの二人変じゃない? 普通は親が来るわよね。昨日の報告書見たけど、名字を忘れてる。って有り得ないと思うけど」
「うーん私もそう思ったんですけどね。もしかしたら、在日外国人とか、そういう事情かも」
「ああ、成る程。確かに。まあいいわ、この件はあなたの担当だし。」
「うん。何かあったらよろしくっす」
「そうね」
加藤さんは、聡明な女性警察官と思っている。私程は、砕けていないかも。ふふふ
ああもしかしたら、期間限定親子? ふふ
「学校は?」
「まだ」
「そうなんだぁ」
朝礼の後、ちょと嫌な事があった。一昨日買った、ニベアのリップクリームが、何故か真ん中からポキっと、折れていた。
不吉だと思った。絶対折れているハズが無い。いや折れている。いや絶対という事は無い。だったら有り?
「いやー遅刻、遅刻。」
「部長珍しいですね。」
「うん。たまたまね、交通事故よ。制服着て無くて良かった。本当、ダジャレじゃないんだから。他の部署のお世話。朝から」
「…」
「どうした伊東?」
「いや別に」
「ちょっと待ってよー。一番新しいパソコン、今日からご機嫌斜め」
「えーハジメ君も?」
「いやいいんす。今朝部長から連絡あった時から、今日は何か有ると思ったんす」
「あーあやったね、厄日。そう! こういう日は…」
「部長、犬が逃げたそうです。」
「ああそう? ちゃんと書いといて」
「ハジメ君、昨日何か有った?」
「加藤さん、いや大丈夫っす」
こういうバタバタする日も有る。そして期間限定の子供達
不思議な子供達
「ねえ、みゆきさんって呼んでいい?」
いつの間にか、5歳児達が側に居た。
「いいけど、奥で遊んでようねー」
子供達が遠慮するので、寮部屋のテレビを付けた。
「テレビは観てていいけど、物を壊したりはしませんように」
皮肉が挟まってしまった。子守の神様ー
「降臨」
?!
えっ? と思ってしまった
「ヒカリずるいよ」
ヒカリという比較的小柄な方の男の子が、妙な偶然の一致。
事件なんかを追いかけていると
たまに不気味な偶然の一致に出会う時がある
しかしこんな小さな子供が
と思った
現実回帰。
「お姉さんは、お仕事が有るから、何か有ったらこの赤いボタンを押して呼んで」
子供達に、子供が扱っていいトランシーバーを一個持たせた。子供はこういうのに弱いのよ。そう思っていると
あれっ
子供の体に褥瘡を見つけた。やばい。
「ちょっといいかな」
ツバサと名乗る男の子の体を触ろうとした。
「パシッ」
えっ
「あっごめんお姉さん」
「私はいいんだけどね」
何故触らせ無い? うんいいや
保健所の人に今日来てもらう事にした。
「伊東、何か有ったか?」
「多少」
結局
保健所の検査で、極端な疲労。多少の栄養不足。鼻血。など
物事は児童相談所に移りそうだ
にわかに
夜、報告書を書いていると
急に眠気がした
お母さんを
探さないと
次はお母さんだね
それに
見つかるかな
見つけたいよ
みゆきは違うと思う
えー私!?
ガバっと起きた。



