次の日。
「昨日はどうだった? さすがに疲れたでしょ、ラオルッチ。」
ラオルッチ? まあいいや。いつの間にか私の名前が、ラオルッチに変わっている。あのお酒、何か入っていたんだろうか。頭が痛い。しかし
「うーん」
「いや疲れてはいんわ」
と北村。
「いや北村さんが昨日はラオルッチ祭りと称して…」
「北村さん」
神が北村の耳元で何か言っている。
「分かった。
おーいぱぎゃる。お前染谷と結婚したんだから今日は染谷に付いて行くように。」
話を聞けば、何か特別な所へ連れて行くらしい。
「あれKさんは?」
「うーんまぁいいや」
「あ」
「ざいます」
「す」
うーんいよいよ目が霞んで来たか。今問題を起こして休業中のロックバンド、X JapanのToshIにそっくり? もはや世の中病んで、もはや私どころの話では無い状態なのだ。
「ラオルッチ? うーんフジテレビ?」
「いやフジテレビじゃないす。板橋す」
一同ずっこける。うーん今の段階で板橋はダメだったかな。
「うーん。弟がファンです。」
今度は相手がずっこけた。ちょっと安堵したのは私なのだ。意外と知らない街。知らない場所。知らない環境。知らない人々?
何故か芸能人。うーんおかしい。しかし、もしここが、アリスの知らない世界だとして、不思議な世界だとして。ちょっと困ったのだ。
何かで覚えた荒技。
「私鉄拳では、アリスを使います。」
「? 皮肉だね」
風が寒くなった。ここはアリスの世界なんだよ。と。いずれ、いつの日にか気付いて欲しいと。あと一つ
「私、エレベーターとエスカレーターを、よく間違えます。名前の長い方がエスカレーターでしょうか?」
どちらも言ってい無いようなものだ。←?
人と人の出会いというのは、案外短くて。その瞬間に何かやっておかなければならない事が有るのだ。おそらく。そして命というのは、案外その後も沢山続く。私は…
その後私は、神に医務室のような所に連れて行かれ
妊娠していた子供の中絶のような感覚。
その後実家に帰り、精神病院の隔離室で、何か不思議な夢を見た。小さな子供
全てが悪いとも言えず。全てが正しいとも言えず。
何が正しくて 何が間違いで
ひょっとしたら 全てがずさんだったのかも知れない
私は生きて
誰かの体
誰かの生命
母親とも言えず
あたたかさ
ぬくもり
小さなこと
大切なこと
何も伝えずに
ただ
ヨシュアという子が
この世に生命を受けたこと
「昨日はどうだった? さすがに疲れたでしょ、ラオルッチ。」
ラオルッチ? まあいいや。いつの間にか私の名前が、ラオルッチに変わっている。あのお酒、何か入っていたんだろうか。頭が痛い。しかし
「うーん」
「いや疲れてはいんわ」
と北村。
「いや北村さんが昨日はラオルッチ祭りと称して…」
「北村さん」
神が北村の耳元で何か言っている。
「分かった。
おーいぱぎゃる。お前染谷と結婚したんだから今日は染谷に付いて行くように。」
話を聞けば、何か特別な所へ連れて行くらしい。
「あれKさんは?」
「うーんまぁいいや」
「あ」
「ざいます」
「す」
うーんいよいよ目が霞んで来たか。今問題を起こして休業中のロックバンド、X JapanのToshIにそっくり? もはや世の中病んで、もはや私どころの話では無い状態なのだ。
「ラオルッチ? うーんフジテレビ?」
「いやフジテレビじゃないす。板橋す」
一同ずっこける。うーん今の段階で板橋はダメだったかな。
「うーん。弟がファンです。」
今度は相手がずっこけた。ちょっと安堵したのは私なのだ。意外と知らない街。知らない場所。知らない環境。知らない人々?
何故か芸能人。うーんおかしい。しかし、もしここが、アリスの知らない世界だとして、不思議な世界だとして。ちょっと困ったのだ。
何かで覚えた荒技。
「私鉄拳では、アリスを使います。」
「? 皮肉だね」
風が寒くなった。ここはアリスの世界なんだよ。と。いずれ、いつの日にか気付いて欲しいと。あと一つ
「私、エレベーターとエスカレーターを、よく間違えます。名前の長い方がエスカレーターでしょうか?」
どちらも言ってい無いようなものだ。←?
人と人の出会いというのは、案外短くて。その瞬間に何かやっておかなければならない事が有るのだ。おそらく。そして命というのは、案外その後も沢山続く。私は…
その後私は、神に医務室のような所に連れて行かれ
妊娠していた子供の中絶のような感覚。
その後実家に帰り、精神病院の隔離室で、何か不思議な夢を見た。小さな子供
全てが悪いとも言えず。全てが正しいとも言えず。
何が正しくて 何が間違いで
ひょっとしたら 全てがずさんだったのかも知れない
私は生きて
誰かの体
誰かの生命
母親とも言えず
あたたかさ
ぬくもり
小さなこと
大切なこと
何も伝えずに
ただ
ヨシュアという子が
この世に生命を受けたこと



