それから、お店も空いていて山本くんにもお友達と話してきて良いよと言われて、少し話していると時間はあっという間に経った。
「めっちゃ、美味しかった!また来ようかな〜ね!」
「うん、とても美味しかった。ありがとう」
「いえいえ!是非またのご来店お待ちしております!」
二人を見送り、後片付けを済ませると既にバイトを上る時間になっていた。
「山本くん、そろそろ私上がるね!」
「お!今日もお疲れ様!」
今日は、急いで家に帰らなくては。テレビで推しの蓮くんの歌番組が始まってしまう。
急いで着替えて、お店を出ると声をかけられる。
「みこちゃん」
「え?あ、あぁ!ゆんちゃんの幼馴染さん!どうしましたか?忘れ物でもありましたか?」
お店の少し離れたところで、幼馴染さんは壁に寄りかかっていた。
なぜか、その姿を見ただけなのにそれだけで絵になるというか、オーラがあると不思議と感じる。
さすが、ゆんちゃんの幼馴染さん。顔は見えないけどきっとイケメンなんだろう。
「いや、もう少しみこちゃんと話したくて。無理だったら‥大丈夫なんだけど」
「え?時間は大丈夫ですけど‥」
歌番組を本来は生で見たかったが、録画もあるしそれは仕方ないとして。なのだが、なんせ先ほど初めましての男性の後をノコノコついていくのも危機感を感じる。
その間お互いに沈黙の中、どう話せば良いのか悩んでいると幼馴染さんは紙とペンを持って何か書いてこちらに差し出して来た。
「これ、俺の連絡先。もしいらなかったら捨てても大丈夫だから。それじゃ」
「え?あ!」
声をかける前に幼馴染さんは、駆け足で去ってしまい残されたメモに目を向ける。
「レン?」
そこに書かれている名前を口にする。
何故かそのメモは捨てられず、ポケットに入れて帰路についた。
「めっちゃ、美味しかった!また来ようかな〜ね!」
「うん、とても美味しかった。ありがとう」
「いえいえ!是非またのご来店お待ちしております!」
二人を見送り、後片付けを済ませると既にバイトを上る時間になっていた。
「山本くん、そろそろ私上がるね!」
「お!今日もお疲れ様!」
今日は、急いで家に帰らなくては。テレビで推しの蓮くんの歌番組が始まってしまう。
急いで着替えて、お店を出ると声をかけられる。
「みこちゃん」
「え?あ、あぁ!ゆんちゃんの幼馴染さん!どうしましたか?忘れ物でもありましたか?」
お店の少し離れたところで、幼馴染さんは壁に寄りかかっていた。
なぜか、その姿を見ただけなのにそれだけで絵になるというか、オーラがあると不思議と感じる。
さすが、ゆんちゃんの幼馴染さん。顔は見えないけどきっとイケメンなんだろう。
「いや、もう少しみこちゃんと話したくて。無理だったら‥大丈夫なんだけど」
「え?時間は大丈夫ですけど‥」
歌番組を本来は生で見たかったが、録画もあるしそれは仕方ないとして。なのだが、なんせ先ほど初めましての男性の後をノコノコついていくのも危機感を感じる。
その間お互いに沈黙の中、どう話せば良いのか悩んでいると幼馴染さんは紙とペンを持って何か書いてこちらに差し出して来た。
「これ、俺の連絡先。もしいらなかったら捨てても大丈夫だから。それじゃ」
「え?あ!」
声をかける前に幼馴染さんは、駆け足で去ってしまい残されたメモに目を向ける。
「レン?」
そこに書かれている名前を口にする。
何故かそのメモは捨てられず、ポケットに入れて帰路についた。


