女王たちは1年をかけ、ようやく西の国「関西」にたどり着いた。関西には、関西弁という言葉で話す、動物たちが暮らしている。関西弁で話さない者もいるが。というのも、関西は観光国として有名で、様々なオリジナルワールドの者がいるからだ。住んでいる者もいれば、観光している者もいる。関西の者か他の者かは、話し方で分かる。ちょっとなまりがあって、発音が違ったりしている。そんな関西の者も、標準語も話すことができる。標準語は、4つの国の者みなが話せて、共通する言葉だ。そしてそれぞれの国で使われている言葉も、話すことができる。他の国の者としゃべる時は標準語を使い、同じ国の者としゃべる時はそこの言語を使う。
ちょっと話がそれたが…。女王たちも両方とも話せる。え?女王がどの国の者かって?女王は生まれた時から城で育ち、いたものだから、真ん中の者といえる。じゃあ城の言語は何かって?城の言語はなく、みな標準語で話す。でもさっき、両方ともしゃべれると言いましたよね、ですか?そう、両方とも話せるのだ。女王は、全4つの国の言葉を話すことができる。なんで話せるかって?そりゃあ、女王ですから。全て覚えて、暗記できるまでになるよう、小さい頃から教わってきたのです。
おおっと、だいぶ話がそれてしまいましたね。今に話を戻しましょう。
女王一同は、観光しつつ、犯人とノートを探した。関西には、おいしい食べものや、昔から伝わるものがたくさんあって、女王は一瞬、犯人とノートを探すのを忘れて楽しんでいた。が、家来にツッコまれて、再び捜索に戻った。そこで、ある3人組に出会った。リスのにりす、ネコのあまね、かみのけ生え族のなんやだった。あまねとなんやはここ出身らしく、なんやは関西弁をしゃべった。にりすは別のところから来て、住みはじめたらしい。女王が3人に探すのを手伝ってと頼むと、すぐに引き受けてくれた。女王たちと家来は、あるホテルに泊まることにした。それから女王と家来と、あまねたちは、犯人とノートを探す旅が始まった。関西の者から話を聞き、もしかしたらノートを落とした可能性も考えて、関西のすみずみまで探した。
しかし、関西の者は知らない見ないというばかり、ノートも見つからなかった。
さすがの女王も疲れて、一旦今日でストップすることになった。もう探し始めて、1ヵ月がたった。毎日毎日たくさん歩き、聞きを繰り返すうち、もう見つからないんじゃないかと思うこともあった。今日も同じようにしていると、ある1人の者が驚くべき事を話してくれた。
「ああ、昨日、あのノートを抱えた男をみたの。追いかけようとしたら、すっごい速さで行ってしまったわ。」
女王の目がキラリと輝いた。
「それは本当?本当なのね!ありがとう、助かるわ。」
話してくれたのは、とっても小さい関西の者の女の子だった。
「わたしたちは東へ行くわ。本当に、ありがとう!」
その途端、女の子が心配そうな顔になった。そして、つぶやいた。
「ええ?東へ行くの?危ないわ。あそこは悪の集まるところよ。いくら、女王さまだって…!」
今にも泣きだしそうな女の子の、女王は頭を撫でた。そしてそっと言った。
「だいじょうぶよ。わたくしは4つの世界を納ている、女王よ。ね。」
それからにっこりとして、女の子の元を去った。ホテルから出ていく準備をして、ホテルを出た。そして、あまねたち3人とはお別れすることになった。
「3人とも、ありがとう。短い間だったけれど、楽しかったわ。」
3人は同時にこくんとうなずいて、手をふった。
「あたしの方こそですよ、姫さま。気をつけて、行ってらっしゃい。」
優しく、あまねが言った。
「ウチらはいつでも待ってんで。次来る時は、犯人見つかってるとええな。じゃーな!」
元気な声で、なんやが言った。
「あそこはさっきの子が言っていたように、危険です。どうかぶじに、ノートを持って、帰ってきてくださいね。オレのドングリ、1つあげます。」
にりすがポケットからドングリを1つ出して、差し出した。女王は受けとると、
「ありがとう。アナタたちのことは忘れないわ。では、また!」
ドングリを片手に持ち、片方の手をふった。
ちょっと話がそれたが…。女王たちも両方とも話せる。え?女王がどの国の者かって?女王は生まれた時から城で育ち、いたものだから、真ん中の者といえる。じゃあ城の言語は何かって?城の言語はなく、みな標準語で話す。でもさっき、両方ともしゃべれると言いましたよね、ですか?そう、両方とも話せるのだ。女王は、全4つの国の言葉を話すことができる。なんで話せるかって?そりゃあ、女王ですから。全て覚えて、暗記できるまでになるよう、小さい頃から教わってきたのです。
おおっと、だいぶ話がそれてしまいましたね。今に話を戻しましょう。
女王一同は、観光しつつ、犯人とノートを探した。関西には、おいしい食べものや、昔から伝わるものがたくさんあって、女王は一瞬、犯人とノートを探すのを忘れて楽しんでいた。が、家来にツッコまれて、再び捜索に戻った。そこで、ある3人組に出会った。リスのにりす、ネコのあまね、かみのけ生え族のなんやだった。あまねとなんやはここ出身らしく、なんやは関西弁をしゃべった。にりすは別のところから来て、住みはじめたらしい。女王が3人に探すのを手伝ってと頼むと、すぐに引き受けてくれた。女王たちと家来は、あるホテルに泊まることにした。それから女王と家来と、あまねたちは、犯人とノートを探す旅が始まった。関西の者から話を聞き、もしかしたらノートを落とした可能性も考えて、関西のすみずみまで探した。
しかし、関西の者は知らない見ないというばかり、ノートも見つからなかった。
さすがの女王も疲れて、一旦今日でストップすることになった。もう探し始めて、1ヵ月がたった。毎日毎日たくさん歩き、聞きを繰り返すうち、もう見つからないんじゃないかと思うこともあった。今日も同じようにしていると、ある1人の者が驚くべき事を話してくれた。
「ああ、昨日、あのノートを抱えた男をみたの。追いかけようとしたら、すっごい速さで行ってしまったわ。」
女王の目がキラリと輝いた。
「それは本当?本当なのね!ありがとう、助かるわ。」
話してくれたのは、とっても小さい関西の者の女の子だった。
「わたしたちは東へ行くわ。本当に、ありがとう!」
その途端、女の子が心配そうな顔になった。そして、つぶやいた。
「ええ?東へ行くの?危ないわ。あそこは悪の集まるところよ。いくら、女王さまだって…!」
今にも泣きだしそうな女の子の、女王は頭を撫でた。そしてそっと言った。
「だいじょうぶよ。わたくしは4つの世界を納ている、女王よ。ね。」
それからにっこりとして、女の子の元を去った。ホテルから出ていく準備をして、ホテルを出た。そして、あまねたち3人とはお別れすることになった。
「3人とも、ありがとう。短い間だったけれど、楽しかったわ。」
3人は同時にこくんとうなずいて、手をふった。
「あたしの方こそですよ、姫さま。気をつけて、行ってらっしゃい。」
優しく、あまねが言った。
「ウチらはいつでも待ってんで。次来る時は、犯人見つかってるとええな。じゃーな!」
元気な声で、なんやが言った。
「あそこはさっきの子が言っていたように、危険です。どうかぶじに、ノートを持って、帰ってきてくださいね。オレのドングリ、1つあげます。」
にりすがポケットからドングリを1つ出して、差し出した。女王は受けとると、
「ありがとう。アナタたちのことは忘れないわ。では、また!」
ドングリを片手に持ち、片方の手をふった。



