超短編・戦闘人形は敵国皇子に溺愛される


第一章  出会い(オリヴィア)

いつ嗅いでも生臭い血の匂い


兵士たちの震えるような雄々しい叫び声


本当毎日嫌になる


私の名前は、オリヴィア。陸軍の戦闘人形。本当の名前も生まれたところも親の顔すらわからない。


いや教えてもらえないといった方が正しいのかもしれない。


私は孤児だった。陸軍が侵略した街で拾ったらしい。


私が知っているのはそれぐらい。