今夜0時、輝く桜の木の下で

「…さん、咲夜さん!」


気がつくと


紺くんが心配そうに私の顔を覗き込んでいた


そうだ


勉強会の後、一緒に帰ってたんだった


慌てて自分の頬に手を当てると


濡れているのがわかった


目にも力が入っていて少し熱かった


また失敗しちゃった


いくら取り繕っても無理だった


これで


もう


本当に


だめになっちゃった