縁が無かったから離婚したのに(3K)元旦那と周りがうるさくて困ってます。優秀脳外科医の頭の中をのぞきたい

「ねぇ、京祐…」

俺の名前を呼ぶ声が熱っぽく媚薬と一緒。

「京祐ってば!」

ヤバい…声が。
紅が下から怖い顏をしてる。
シャツを脱ぎかけてた手を止めると紅は身体を起こして首から下がった指輪に触れて…

「京祐…大好き」

と俺にキスをした。





「…もう…やだ…シャワー」

ずっと続く快感を止めようと京祐の身体に触れるけど下から見上げられ秘部を見せつけるように意地悪を繰り返す。

「あぁ…だめ…」

一際大きい波に飲まれる快感に身体中の筋肉が震えた。

「可愛い。もう一回今の味わう?」

何度波に飲まれても京祐はやめてくれず「足りない」と繰り返す。

「京祐…お願い」

首には私と京祐のペアの結婚指輪が下がってる。

(…私の分まで)

指輪をみた瞬間…心を決めた。
多分、親は呆れるだろう。
元旦那ともう一度なんて。

「大好き」と言葉にしてどれだけ京祐が好きだったか分かった。

「後悔しな…いや後悔させない」

そう言って京祐は私にゆっくりと腰をうずめてくる。
広がる感覚に少し痛みが走るけどすぐに快感に変わる。

「紅、もう一度結婚しよう」

快感に堪える京祐の顏にそっと触れ頷くと最奥を一気に突き上げられ私は何度も達した。


◇◇


「退院おめでとう」

クソ親父は二ヶ月の入院を余儀なくされ無事退院した。

「二度と雨の日に足場に登らないで!」

私の言葉に黙って頷く。

「そうよ!次は京祐君に頼んで足が動かないようにして貰うわよ!」

母のキツい一言に父は首をすくめた。

「そんな技、俺にはないんでお父さん安心して下さい」

隣で笑う京祐と私の左手には光り輝く結婚指輪。

「工期の遅れは本当に申し訳ない」

「リハビリ感覚で軽い物から始めて下さいね」

父の左手には少し麻痺が残ってる。
これからのリハビリで徐々に回復して行くらしい。

裏の土地に建つ新築の一戸建ては…

「俺と若手でやるから親父は見とけよ。京祐めちゃくちゃ良い物建ててやるからな」

そう京祐が私との離婚の代償で建てさせられた家。
私が再婚を断ったらどうしたのか聞いたら…

「紅を逃がすつもりなかったから考えてなかった」

と今まで口にしなかったような言葉で答えてくる。

「紅、これも食べろよ」

大嫌いな人参を京祐のお皿に乗せたのがバレて戻された。