声に出で口を押えた。
「それは、あの、紅…もういい。やめた!昔から可愛いと思ってた」
隠し通せるわけがない。
自信もない。
こんなにじーっと見られて可愛くないわけがない。
「正直に全部言えば高校の時から紅を好きだった」
伏せてた瞳が真っすぐ俺を捉える。
「そんな今さらだよ…婚約者がいるくせにずるい!」
澪のことを知られてたのか。
「ははっ、こっちに来て。見せたい物がある」
ソファの隣をトントンと叩くと言われた通り横に座った。
「これ、見て」
「やっぱり!?」
携帯に届いた動画は青山の物でそれを見せると眉間に眉を寄せた。
「気付いてたのか?」
「そうじゃないかと最近薄々と」
澪の笑顔とウエディングドレス。
それに喜ぶ青山の嬉しそうな声が動画のBGMみたいに入り込んでる。
「あいつら拗らせてたんだよ。幼馴染でお互い好きでずっとそれを言えなくて」
「だから青山さんは私にしつこく言い寄ってたんだ!試着だって別に今日じゃなくて良かったし」
おいおい…しつこく言い寄って
「私を使って澪さんに見せつけようなんて…ちょっ」
「言い寄られたのか?」
イライラする。
わざとと分かってても青山のやつ…
「だから!それは…んっ」
深くこれでもかってほど深いキスをした。
たまに漏れる紅の吐息がヤバい。
「私、ちょっと」
俺を押し返そうとするけど力で叶うわけもなく唇、耳とキスをおとすと身体がビクッと震える。
「紅、もう一度…もう一度だけ俺にチャンスをくれないか?」
これはあの時負けた掛けの再チャレンジ。
今度は絶対に逃がさない。
紅が嫌だと言っても愛を囁き続ける。
拗らせて拗らせ続けて離婚して学んだんだ。
「でも!また居なくなるでしょ?私を置いて」
「今度は連れて行く。紅が行きたくないと言っても俺が一緒に居たいから」
これはもう独占と言うより…
「執着…紅ごめん、諦めて」
耳元で囁くと負けず嫌いの紅は珍しく泣きそうな顏をする。
この顏ホント…可愛い。
何も言わないのに俺のキスをたどたどしく受け続けて息を吸うタイミングすら忘れてる。
このムカつくウエディングドレス…
ムカつくけど凄く似合ってる。
青山が先に見たと思えば思うほど…
「可愛すぎてムカつく」
「ん?なに」と聞き返す。
後ろのジッパーを一気に下ろすと素肌が露わになり背中に指を添わせるだけで紅は震えた。
指を何度も往復させながら首筋にキスを落とし続ける。
もっと…欲しい。
紅が足りない。
「京祐?!」
さすがに家族の集まるこの部屋だとばつが悪い。
離婚と俺の紅に対する気持ちの代償がこれ以上膨らんでも困る。
「今日は我慢しない」
紅を部屋のベッドに寝かせると乱れたウエディングドレスが欲情を煽る。
優しくしなきゃと分かっていてもずっと待ったんだ。
「それは、あの、紅…もういい。やめた!昔から可愛いと思ってた」
隠し通せるわけがない。
自信もない。
こんなにじーっと見られて可愛くないわけがない。
「正直に全部言えば高校の時から紅を好きだった」
伏せてた瞳が真っすぐ俺を捉える。
「そんな今さらだよ…婚約者がいるくせにずるい!」
澪のことを知られてたのか。
「ははっ、こっちに来て。見せたい物がある」
ソファの隣をトントンと叩くと言われた通り横に座った。
「これ、見て」
「やっぱり!?」
携帯に届いた動画は青山の物でそれを見せると眉間に眉を寄せた。
「気付いてたのか?」
「そうじゃないかと最近薄々と」
澪の笑顔とウエディングドレス。
それに喜ぶ青山の嬉しそうな声が動画のBGMみたいに入り込んでる。
「あいつら拗らせてたんだよ。幼馴染でお互い好きでずっとそれを言えなくて」
「だから青山さんは私にしつこく言い寄ってたんだ!試着だって別に今日じゃなくて良かったし」
おいおい…しつこく言い寄って
「私を使って澪さんに見せつけようなんて…ちょっ」
「言い寄られたのか?」
イライラする。
わざとと分かってても青山のやつ…
「だから!それは…んっ」
深くこれでもかってほど深いキスをした。
たまに漏れる紅の吐息がヤバい。
「私、ちょっと」
俺を押し返そうとするけど力で叶うわけもなく唇、耳とキスをおとすと身体がビクッと震える。
「紅、もう一度…もう一度だけ俺にチャンスをくれないか?」
これはあの時負けた掛けの再チャレンジ。
今度は絶対に逃がさない。
紅が嫌だと言っても愛を囁き続ける。
拗らせて拗らせ続けて離婚して学んだんだ。
「でも!また居なくなるでしょ?私を置いて」
「今度は連れて行く。紅が行きたくないと言っても俺が一緒に居たいから」
これはもう独占と言うより…
「執着…紅ごめん、諦めて」
耳元で囁くと負けず嫌いの紅は珍しく泣きそうな顏をする。
この顏ホント…可愛い。
何も言わないのに俺のキスをたどたどしく受け続けて息を吸うタイミングすら忘れてる。
このムカつくウエディングドレス…
ムカつくけど凄く似合ってる。
青山が先に見たと思えば思うほど…
「可愛すぎてムカつく」
「ん?なに」と聞き返す。
後ろのジッパーを一気に下ろすと素肌が露わになり背中に指を添わせるだけで紅は震えた。
指を何度も往復させながら首筋にキスを落とし続ける。
もっと…欲しい。
紅が足りない。
「京祐?!」
さすがに家族の集まるこの部屋だとばつが悪い。
離婚と俺の紅に対する気持ちの代償がこれ以上膨らんでも困る。
「今日は我慢しない」
紅を部屋のベッドに寝かせると乱れたウエディングドレスが欲情を煽る。
優しくしなきゃと分かっていてもずっと待ったんだ。



